こんにちは!今回は、資産運用業界で注目される「SBIグローバルアセットマネジメント(4765)」について、株式投資の観点から詳しく解説します。SBIグローバルアセットマネジメントは、SBIグループの中核企業として、投資信託や資産運用サービスを提供し、個人投資家の資産形成を支えています。
この記事では、初心者から中級者向けに、業績、株価動向、株主優待や配当金などを分かりやすくご紹介します。
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SBIグローバルアセットマネジメントってどんな会社?
SBIグローバルアセットマネジメント(以下、SBIG AM)は、SBIホールディングス(8473)のグループ会社で、資産運用業務を中心に展開する企業です。主な業務は、投資信託やETF(上場投資信託)の運用で、国内外の個人投資家向けに多様な資産運用商品を提供しています。
近年、NISAやiDeCoの普及で資産運用への関心が高まる中、SBIG AMの運用資産額(AUM)は順調に拡大しています。
主な事業領域:
・ESG投資やアクティブファンドの開発
・投資信託の運用(SBI証券と連携)
・海外市場向け資産運用サービス
・ETFやインデックスファンドの提供
業績概要
2023年度のSBIG AMの業績を見てみましょう。
- 売上高: 約250億円(前年比+15%)
- 営業利益: 約80億円(前年比+10%)
- 純利益: 約55億円(前年比+12%)
- 運用資産額(AUM): 約3兆5,000億円(過去最高)
✅ 業績ポイント
- 投資信託市場の拡大とNISA口座数の増加が収益を押し上げ。
- 低コストインデックスファンド「SBI・Vシリーズ」の運用残高が堅調に推移。
- 海外事業部門が順調に成長し、全体の利益率向上に寄与。
株価の推移と現状
次に、SBIG AMの株価推移を見てみましょう。

- 2025年2月時点の株価: 約726円
- 過去1年間の最高値: 約800円
- 過去1年間の最安値: 約530円
🔍 株価動向のポイント
- 2023年後半、米国金利の動向や国内資産運用ブームを背景に上昇。
- 個人投資家のNISA口座開設増加が株価上昇を後押し。
配当金と株主優待
💰 配当金
- 1株あたりの配当金: 60円(2023年度)
- 年間配当利回り: 約3.33%(株価1,800円時点)
- 配当性向: 約35%(安定配当方針を継続中)
SBIグローバルアセットマネジメントは、安定的な配当政策を掲げており、収益成長に伴い配当金を増加させてきました。2021年度は40円、2022年度は50円と、順調に増配傾向が続いています。
🎁 株主優待
(1)「株式新聞」Web版無料購読クーポン
(2) 暗号資産「XRP」
投資判断のポイント
SBIG AMへの投資を検討する際に注目すべきポイントをまとめました。
✅ ポジティブ要因
- 資産運用市場の成長
- NISA・iDeCo口座数の増加に伴い、資産運用サービスへの需要が拡大。
- 投資信託の運用資産額(AUM)は過去最高を更新中。
- SBIグループの成長力
- SBI証券を通じた個人投資家層の取り込みに強み。
- ネット証券最大手の顧客基盤が、SBIG AMの成長を後押し。
- 高い配当利回り
- 配当利回りが3%程度と、資産運用業界の中でも魅力的。
⚠️ リスク要因
- 金融市場の影響
- 株式市場の低迷や金利変動により、運用資産額や収益が影響を受ける可能性あり。
- 競合との競争激化
- eMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJアセットマネジメント)など、低コスト競合商品の台頭。
- 規制リスク
- 金融庁の規制変更やNISA制度の見直しが、事業環境に影響を与える可能性。
まとめ
SBIグローバルアセットマネジメント(4765)は、NISAやiDeCoの拡大を追い風に、安定的な成長が期待できる銘柄です。配当利回りが3%以上と高めで、SBIグループの成長力を背景に堅調な業績を維持しています。
株主優待はありませんが、資産運用業界の成長トレンドを享受できる点や、増配の可能性を考慮すれば、長期的な資産形成に向けて魅力的な銘柄といえるでしょう。
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