銘柄コード: 2910 ロック・フィールド株式会社の株式分析
こんにちは!今回は、健康志向のデリカフーズで知られる「ロック・フィールド株式会社(RF1)」について、株式投資の観点から詳しく見ていきます。デパ地下やスーパーでの人気総菜ブランド「RF1(アールエフワン)」で有名なロック・フィールドは、ヘルシーで高品質な食品を提供する企業です。投資初心者から中級者向けに、株主優待や配当金の情報を交えながら、わかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
個人的購入優先度 ☆☆☆
株主優待〇
(☆☆☆☆☆:最優先購入、☆☆☆☆:優先購入、☆☆☆:購入、☆☆:できれば購入、☆:いつか購入)
ロック・フィールド株式会社ってどんな会社?
ロック・フィールドは、1972年に設立され、デパ地下やスーパーで高品質な総菜を提供する企業です。「RF1」「神戸コロッケ」「いとはん」といったブランドを通じて、全国の消費者に愛されるデリカフーズを展開しています。健康志向の高まりを受け、野菜を中心としたヘルシーな商品ラインが好評で、特に中高年層を中心に人気を集めています。さらに、素材にこだわった高品質な総菜が、他社との差別化につながっています。
業績概要
それでは、2023年度のロック・フィールドの業績を見てみましょう。
- 売上高: 約460億円
- 営業利益: 約25億円
- 純利益: 約18億円
ロック・フィールドは、特に都市部のデパートや駅ビルに出店することで安定した売上を確保しています。家庭での食事機会の増加や、健康志向の高まりが追い風となり、デリカフーズの需要は高まっています。また、コロナ禍の影響を受けて一時期は売上が落ち込みましたが、回復基調にあり、今後の成長も期待されています。
株価の推移と現状
次に、ロック・フィールドの株価推移を見てみましょう。
- 2024年10月時点の株価: 約1,466円
- 過去1年間の最高値: 1,733円
- 過去1年間の最安値: 1,381円
ロック・フィールドの株価は、過去1年間で比較的安定しており、1,350円~1,600円の間で推移しています。業績が安定していることから、株価は堅調な動きを見せており、今後の業績回復や健康志向商品の需要拡大に伴い、株価の上昇が期待されています。
配当金と株主優待
次に、ロック・フィールドの配当金と株主優待について詳しく見ていきましょう。
配当金
- 1株あたりの配当金: 36円(2023年度)
- 年間配当利回り: 約2.0%
配当利回りは約2.0%と平均的な水準です。ロック・フィールドは、安定した業績を背景に、今後も安定した配当が期待できます。また、健康志向の継続により、今後の成長が見込まれ、増配の可能性も視野に入ります。
株主優待
ロック・フィールドの株主優待は、自社製品の詰め合わせがもらえる点が魅力です。健康志向の高い株主には特に人気のある優待内容となっています。
- 100株以上保有: 1,500円相当の自社製品詰め合わせ(年2回)
- 500株以上保有: 3,000円相当の自社製品詰め合わせ(年2回)
- 1,000株以上保有: 10,000円相当の自社製品詰め合わせ(年2回)
特に「RF1」や「神戸コロッケ」の商品は、全国のデパートや店舗で人気があり、日常生活で利用できるため、株主にとって魅力的な優待内容です。食事を楽しみながら優待を受けられる点が、特に中長期投資家に評価されています。
投資判断のポイント
ロック・フィールド株式会社への投資を検討する際のポイントを以下にまとめます。
- 安定した業績: 高品質な総菜を提供することで、健康志向の高まりに対応し、安定した売上を維持している。
- 魅力的な株主優待: 自社製品の詰め合わせがもらえる株主優待は、特に健康志向の消費者にとって大きなメリット。
- 堅実な配当利回り: 配当利回りは2.0%と安定しており、長期保有に適した銘柄といえる。
一方で、デパートや駅ビルなど特定の販路に依存しているため、外部環境(消費者動向や景気変動)の影響を受けやすい点には注意が必要です。しかし、ロック・フィールドは、時代のニーズに対応した商品開発を積極的に行っており、リスクを分散しながら成長を続けています。
まとめ
ロック・フィールド株式会社(2910)は、健康志向の商品を展開し、安定した成長を続けるデリカフーズ企業です。株主優待や配当金も充実しており、特に健康志向の高い株主には非常に魅力的な銘柄です。今後も業績や市場動向を注視しつつ、しっかりと投資判断を行ってください。
以上が、ロック・フィールド株式会社の株式分析です。この記事が皆さんの投資の参考になれば幸いです。