銘柄コード:7011 三菱重工業の株式分析
こんにちは!今回は、日本を代表する総合重工メーカー「三菱重工業(7011)」について、株式投資の観点から詳しく解説していきます。
三菱重工は、航空・宇宙・防衛・エネルギー・産業機械など、多岐にわたる事業を展開する企業で、日本のインフラや防衛産業を支える重要な存在です。
近年は、防衛関連や脱炭素技術(カーボンニュートラル)への取り組みが注目され、成長が期待されています。
この記事では、株価や業績、配当金、株主優待の情報を交えながら、投資初心者~中級者向けにわかりやすく解説します!
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三菱重工業ってどんな会社?
三菱重工業は、1884年に創業した日本最大級の総合重工メーカーです。
主に、航空機・防衛・エネルギー・産業機械・交通インフラなどの分野で事業を展開しており、国内外で幅広い需要を持つ企業です。
主な事業領域
✅ 航空・宇宙・防衛(戦闘機、ミサイル、H-IIAロケットなど)
✅ エネルギー(火力発電、原子力発電、水素・CO₂回収技術など)
✅ 産業機械・物流(工場設備、エレベーター、ロボットなど)
✅ 交通インフラ(新幹線車両、船舶、交通システム)
特に、防衛関連・エネルギー分野は今後の成長が期待されており、日本の安全保障やカーボンニュートラル政策とも密接に関わる企業です。
業績概要(2023年度)
2023年度の三菱重工の業績を見てみましょう。
項目 | 数値 | 前年比 |
---|---|---|
売上高 | 約4兆1,500億円 | +8.2% |
営業利益 | 約3,100億円 | +12.5% |
純利益 | 約2,000億円 | +10.8% |
売上・利益ともに順調に成長しており、特に防衛・エネルギー事業が業績を押し上げる要因となっています。
また、水素技術・CO₂回収技術などの次世代エネルギー事業も成長が期待されています。
株価の推移と現状
次に、三菱重工業の株価推移を見てみましょう。

項目 | 数値 |
---|---|
2025年3月時点の株価 | 約2842円 |
過去1年間の最高値 | 約2917円 |
過去1年間の最安値 | 約1250円 |
株価は過去1年間で1200円~3000円の間で推移しており、上昇トレンドを形成中です。
特に、防衛関連需要の拡大やエネルギー関連技術の成長期待が株価の押し上げ要因となっています。
配当金と株主優待
💰 配当金
- 1株あたりの配当金:22円
- 年間配当利回り:約0.77%
三菱重工の配当利回りは約0.77%と、株価の上昇もあり低めですが、増配傾向が続いているため、今後のさらなる配当増加が期待されます。
🎁 株主優待
三菱重工業は現在、株主優待を実施していません。
しかし、安定した業績と成長が期待される銘柄であり、中長期投資向けの銘柄と言えます。
投資判断のポイント
✅ 1. 防衛関連事業の成長
三菱重工は、日本政府の防衛費増額の恩恵を受ける代表的な企業です。
特に、戦闘機・ミサイル・防衛システムの開発を手掛けており、防衛関連銘柄として注目されています。
- F-35戦闘機の開発・製造
- 新型ミサイル防衛システム
- 無人機・次世代防衛システムの開発
✅ 2. エネルギー・カーボンニュートラル関連
脱炭素化の流れを受けて、三菱重工はCO₂回収技術・水素エネルギー事業を強化しています。
特に、火力発電所のCO₂排出削減技術や水素燃料技術は、今後の成長ドライバーとなる可能性があります。
- 水素燃料の開発・供給システムの拡充
- CO₂回収・貯留(CCUS)技術の開発
✅ 3. 安定した業績と増配の可能性
配当利回り2.22%とやや低めですが、安定した収益基盤を持ち、増配傾向にあります。
今後の事業成長次第では、さらなる増配が期待できる銘柄です。
⚠️ 注意ポイント
国際情勢の影響
→ 防衛事業が拡大する一方で、国際的な政治リスクが絡むため、慎重な投資判断が必要です。
景気変動の影響を受けやすい
→ インフラ投資の減少や、政府の予算削減が業績に影響する可能性があります。
まとめ
三菱重工業(7011)は、防衛・エネルギー・産業機械などの分野で成長を続ける、日本を代表する重工メーカーです。
また、防衛関連銘柄・カーボンニュートラル関連銘柄としても注目されており、中長期的な成長が期待できる銘柄です。
📌 投資のポイント
✅ 防衛関連事業の成長で安定した需要
✅ エネルギー・カーボンニュートラル事業の将来性
✅ 安定した配当と増配の可能性
⚠️ 景気変動・国際情勢の影響に注意
成長分野に投資したい中長期投資家におすすめの銘柄!✨
今後の業績や市場の動向をチェックしながら、投資を検討してみてください。
以上が、三菱重工業(7011)の株式分析です。
この記事が皆さんの投資の参考になれば幸いです!📈🚀✨